滝汗通信

-異常が日常- 汗かきと松葉杖の日記

医療に政治を持ち込むな

熱のプロデュースによる喉の痛みはどんどん酷くなってきた。

ロキソニンも抗生剤も効いていない気がする。とにかく喉が痛くて熱も引かない。

「喉 痛い 高熱」でググってみると「溶連菌」というものがヒットした。

クラミジアなんかも出て来たが、アダルティーな事とはさっぱり縁がない為にスルー笑笑

溶連菌感染症」なんだか響きが怖い。

小学校入学前の小さな子どもがよくかかる病気で、子どもがいる家庭や環境では馴染みのある病気らしい。

製薬会社のサイトでは「喉が痛くなる子どもの病気」と説明されていた。

以前勤めていた会社の上司が「子どもから溶連菌が移った」と言っていてとても辛そうだった事を思い出した。この時初めて「溶連菌」という単語を知ったが、症状よりも言葉の響きが怖かった。抗生物質も響きが怖い。

というわけで、子どもの病気にかかってしまったようだ。

独身、未婚、子無し、この数日間で子どもや既婚者との接触もない。前出のサイトによると「せきやくしゃみの空気感染や接触感染」でうつるとのこと。電車の中でうつったかも。

ググっているうちに溶連菌に感染した気になっていたが、まだ検査していなかった!

現時点ではただの風邪かもしれないが、おっぱい先生に対する不信感もあり、他の病院に行く事にした。

 

近所に昭和の雰囲気がする「◯◯診療所」がある。よく行く定食屋のママさんから、この病院の事は聞いていたが、古い雰囲気に抵抗があり行きたくなかった。

だが、評判は良かった。

おっぱい先生のところは、(評判はさておき)明るく現代的な雰囲気という点は評価できる。

 

初めての◯◯診療所は「いかにも昭和の病院」な雰囲気がするドアを開けた途端、昔の病院独特の消毒液の匂いがした。

 

なんだか嫌な雰囲気。

 

消毒の匂いがする病院は、最近では珍しい。

懐かしい匂いだなぁ、と思いながら受付に行くと目に入った全ての光景に懐かしさを感じた。

 

待合室全体の雰囲気が30年くらい前(昭和の終わり頃)で止まっているようだ!!

 

懐かしい雰囲気に驚き、色々と不安になってきた。

だって、いたるところに高齢の患者さんの作品であろう、千代紙の折り鶴やら富士山の写真とか「おかんアート」作品やらが飾ってある。

老人ホームみたいで気が滅入る。

なんだかんだ言ってもおっぱい先生のところの方が現代的で、清潔感があって好感がもてる。

 

極め付けは、壁に「憲法9条を…」とか「平和が…」といった内容のポスターが、待合室には「しんぶん赤旗」が…すごく共産党の匂い。

なんとなく空気が重いのはこういう訳か。

古い物が多いのも清貧って事なのかな。

 

私は特に政治的な思想を持っている訳ではない、だけど体調の悪い時に政治的な熱い思想に触れたくないと思った。

一方で、おっぱい先生のところにはマガジンハウスの雑誌や、読み切りのマンガが置いてある。

センスは良いんだよな、あの病院。医療のセンスは怪しいけど笑

 

ちょっと居心地が悪い中しばらく待っていると私の順番がまわってきた。

担当の先生はテキパキとしているけど、優しい雰囲気の若い女医さん。

症状もしっかり聞いてくれてすぐに検査をする事になった。この病院に来て初めて好感が持てた。