滝汗通信

-異常が日常- 汗かきと松葉杖の日記

おばあちゃんの秘め事

今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」という事で入院中に体験した、おばあちゃんのエピソード。入院というごく私的な事、内容によっては敬老の日にふさわしくないかも…と悩んだが、色々と感慨深いので、プライバシーに配慮しつつ書こうと思う。

入院生活の夜は早い。私が入院した病院は消灯時刻が22時だった。普段、夜型生活を送っている私はなかなか寝付けず、毎日、消灯後は苦痛だった。

睡眠薬を出されて飲んでいたが、たっぷり昼寝をしているため気持ちよく寝付くことができなかった。

部屋は4人部屋で、同室の方のいびきがそれぞれ個性的で、どうしても気になってしまい夜中になると変に冴えてしまった。

「ぐお〜ん、ぐお〜ん」
「ぐるぐる…ぐ〜」

 

まるで、絵本の中に出てきそうな、小さなこどもたちが爆笑しそうないびき。私もたまに笑った。深夜の病室から笑い声が聞こえるのも、なかなかやばい笑

 

この日も、個性的ないびきや寝言に耳をそばだててしまい眠れなくなってしまった。

そこへ突然、

「あん… … あっ♡」「あっ♡」

 

と、色っぽい声が混ざってきた!!!!笑笑笑(おそらくは寝言だと思う)

ただでさえ冴えているのに、驚きと好奇心が刺激され、微量の睡眠薬などあっという間に吹き飛んでいた。

他人の喘ぎ声、しかも病室で聞き耳を立てるのはとても下品で失礼な行為かもしれないが、集中して聞いてしまった!笑

色っぽい声の主は…

私の隣のベッドのおばあちゃんだ!

ベッドごとにカーテンで仕切られている為、顔を見た事はないが、 おっとりした優しそうな話し方をするおばあちゃんだった。

あまり詳しいことは書けないが、喘ぎ声に波があり、事の始まりから終わりまで一通り、といった感じでとてもエロかった。

「性的快感は痛みなどの苦痛を和らげる効果がある」と以前どこかで聞いたことがある。 もしかしたら寝ている間に病状が悪化して、とても辛かったのかもしれない。

それとも、辛い入院期間を過ごす中で、若く健康だった頃の思い出が夢に出てきたのかもしれない。ご主人や忘れられない恋人との熱い夜の思ひ出とか。

自律神経が乱れると眠りが浅くなり「喘ぎ声の寝言」が出ることもあるらしい。人間の体は不思議なことがいっぱいだ。

この寝言、かなりドキッとしたが、うなされているのではなく、幸せな思い出が夢に出てきた方であってほしい。

 

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 日本もお洒落なおばあちゃん💄👠が増えてきていいことだと思います。

私も派手でお洒落な婆さんになりたい。